Q&A
(骨粗鬆症のお薬をお飲みの方へのご注意)
- Q1 顎骨壊死・顎骨骨髄炎は、どんな初期症状ですか?
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- 口の中の痛み、特に抜歯後の痛みがなかなか治まらない
- 歯ぐきに白色あるいは灰色の硬いものが出てきた
- あごが腫れてきた
- 下くちびるがしびれた感じがする
- 歯がぐらついてきて、自然に抜けた
- 全身的にだるく、熱がある
などがあります。
このような症状が出た場合は、すみやかにご相談下さい。
- Q2 骨粗鬆症の治療を受ける予定ですが、注意することはありますか?
- ビスフォスフォネート系薬剤といわれる飲み薬や、類似の注射薬での治療を開始されている方で、
外科的な歯科治療の後に、稀に顎骨壊死・顎骨骨髄炎が生じる場合があります。
該当する薬での治療を開始される前に、先に歯科治療をお済ませ下さい。
歯科治療がすぐに終わらない場合、骨粗鬆症の治療薬について主治医にご相談下さい。
- Q3 すでにビスフォスフォネート系薬剤および類似薬剤の投与を受けていますが、歯科治療は困難でしょうか?
- 外科的でない通常の歯科治療は、もちろん普通どおり受けていただいて大丈夫です。
抜歯などの外科的な歯科治療は、該当するお薬を一時やめていただいたり、他の薬に切り替えないとできない場合もありますので、一度ご相談下さい。
- Q4 ビスフォスフォネート系薬剤および類似薬剤での骨粗鬆症の治療の開始後に、お口の中で気をつけることはありますか?
- お口の清掃状態が悪いと感染しやすくなり、顎骨壊死・顎骨骨髄炎が生じる頻度が高くなります。
また糖尿病や免疫機能が低下した状態ですと、よりリスクが高まります。
副作用の防止のために、定期的に歯科健診を受け、
歯と歯ぐきをチェックし、必要があればブラッシング指導や、歯石を取り除いてお口の中を常に清潔 に保つように心がけましょう。